新聞紙をリサイクルしてつくる綿状の断熱材を「デコスファイバー」といいます。
細かな木質繊維が空気を抱え込むことで熱や音を伝えにくくします。
断熱性や吸音性に加え、調湿作用をもつのが特徴で、乾燥した冬は吸収した湿気を放出し、梅雨時は室内の湿気を吸収。1年中温度や湿度の変化が少ない快適な空間をつくります。
この自然素材の持つ独特な性質を利用して、住まい手の心地よさや健康・省エネにつながり、そして地球環境にも貢献します。
ホルムアルデヒド・VOCの放散試験で無垢の木材と同様の、F☆☆☆☆以上の安全性。
難燃処理により、万が一、火災にあっても延焼しにくく、有毒ガスなどの発生もありません。
木質繊維の持つ吸放湿性と防カビ処理により、カビの発生を抑止します。湿度の高い季節
にも安心です。
断熱材によって大敵である「水」を染み込ませない、はっ水処理により、家の寿命を延ばします。
デコスドライ工法は、綿状のデコスファイバーを水や接着剤を一切使わず乾式工法で吹き込むことで施工密度が高まり沈降を防ぎ、手の届かない隅部の充填も可能な工法です。
断熱材が性能を発揮するためには隙間なく充填することが重要だと考え、断熱施工技術者認定制度を実施。専門の技術者が乾式吸込み工法「デコスドライ工法」により責任施工を行っています。
これらにより、断熱欠損の隙間から生じる熱欠損や結露被害を防ぎます。
デコスドライ工法・断熱施工の仕組み
内張シート施工
マスクと同じ材質の通気するシートを弛みなく張る。
ブローイング
壁は柱の厚みいっぱいに施工密度 55kg/㎥でブローイング。
屋根断熱
通気層を確保し屋根垂木などに施工密度 55kg/㎥でブローイング。
「デコスドライ工法」は専門技術者によって施工されたものであり、当工法のセルロースファイバー素材内部に結露が発生しないことを20年間保証します。